万事屋の壁になりたい人

銀魂が好きすぎて空知先生の頭の中が見たいが故に考察もどきしてます。

銀魂 三巻 考察 前編

箇条書きにしました!前よりかなり読みやすいはずです!Twitterの文字数が増えたバージョンだと思って読んでみてください😚

 

十四訓

春雨篇後半

 

・麻薬に関して「この国の奴等はものの善し悪しを己で判断出来ないようで、新しいものにはすぐ飛びつくバカばかりだ。」という台詞が、凄く日本に当てはまる。

 右ならえというか、他人に責任を押し付けながら人が集まる方、集まる方にただ流されて行く感じが日本そのものですね。初期はこうゆう日本に対する警告というか、風刺が満載で、初期はこうゆう事と侍魂を絡めて描きたかったんだろうなぁと思います。

 

・ 新八が1話では侍はもういないんだ。。と諦めていたのに対して、春雨篇では「ここは侍の国だぞ!!お前らなんて出てけ!」と言ってる。つまり銀さんに出会って侍がまだ居る希望、自分も侍‪である事を諦めない姿勢が分かる話になってて、1話との対比なのかな?と思いました。

 

・天人の「侍だァ?そんなもんこの国にゃもういねぇ」というセリフ。そう、皆そう思ってた。思ってた所に銀さんという侍が颯爽と現れるのが痛快だし、この後殺られた天人が「お前思ったより綺麗じゃねーか」と、侍を認める台詞に落ちる構成力に脱帽しました。上手い。

 

・神楽が足でまといになりたくないと自ら海に落ちるシーンは、まだ神楽が心を開ききってないというか、他人に頼る事も無く、自分自身もそれ程大事に出来て無いのがわかるし、ずっと独りで生きて来た痕跡が分かる気がして悲しくなります。でも銀さんが助けてくれて嬉しそうな顔をしてる描写を見て、そうやって小さく小さく積み重ねて今があるんだなぁと。感慨深い。

 

・銀さんがおんぶするシーンを見ておままごとに近いんだなと仮定してたのを思い出しました。だって16歳と14歳の男女がおんぶってねだるんですよ。物凄く子供じゃないですか。だからずっと子供になり損ねた時間を銀さん達と居ることで埋めてく物語なのかな?と。今読むとそれだけじゃないのも分かるのですが、そうゆう側面はやっぱりある気がします。

 

・「ったくよー重てーなちくしょっ」に色んな想いが込められ過ぎて泣きそうになりますよね!?純粋にガキンチョが重たいのもあるし、このガキンチョを一生護ってく事が重たいのもあるし、この重たさが嬉しくてしょうがなかったり、うわぁぁ泣く…今度こそ手放すなよ…😭

 

 

・桂が銀さんの今大切にしてる物を目の当たりにして、大事そうに抱えてるのを見て、「今度せいぜい掴んでおくことだな」って影から見守りながら言うシーン、今だからこそア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ってなるし、あの時桂も銀さんの大事な物を自分の後悔と共に護り直す事を決めたのかもしれない。

 

 

 

 

十五訓、

麻薬密売に関わってた政府の🐸を護る回

 

・ここでやはり風刺なと思うのが、麻薬密売に関わってる政府側の人間を、天人様だからと見なかった振りする日本国の糞具合なんですね。リアル過ぎる…最近も隠蔽工作問題になってますよね…そうゆうとこやで…

そしてさらに、真選組が近藤さんと居たいがためだけの理由で道理も捨てて、🐸を護ろうとする。世も末過ぎる。桂や高杉が許せないのも銀さんが耐えているのも改めて読むと凄く分かる気がします。

だって、こんな奴らに松陽先生が殺されたんですよ。納得いきますか?!いかないでしょ?!まだ侍魂備えて誇り高く生きてる方がマシじゃん?!って思いませんか。

こんなんだから「猿  (日本人=イエローモンキーと呼ばれてます(差別用語))」と、

🐸や天人に馬鹿にされてるんです。現に現代日本もそうやってペコペコしてるから舐められてる部分がある。そうゆう揶揄を銀魂の中で空知先生はされているんだと思います。

 

・沖田はここで、こんな🐸や政府側の人間を護るのか?という疑問を感じてる。この人、煉獄官しかり真っ当な感覚持ってますよね。子供ならではなのかな?それともお姉さんに大事に育てられたからなのかな???なんでか気になります。

 

・初期の真選組は近藤さんといたい理由だけで動き続けているし、特に土方は近藤さんの為に銀さん殺そうとしたり、政府側の悪を見なかったことにしようとしたりしていたのに、今じゃ国の為に動いてる。狭い世界から広い世界に視野が向くようになったんですよね。凄い成長が1話から描かれていたんだな〜と思うと銀魂ってやっぱり凄い…

 

十六訓

マダオのタクシー回

 

マダオと仲良くしてる銀さんを見て、やっぱり銀さんって誰かの懐に入るのが上手い。本心は見せないけど、常に本音というか素でいるから人と関わるのがとても上手い人だなぁと思う。

 

・「つまづき転んだのを石のせいにして何か変わるか?」これ私の人生の教訓です。笑(何情報) こうゆう時年齢関係なく殴ったり出来るのが銀さんの魅力ですよね。

 

・銀「信念持って真っ直ぐ生きるのも結構だがよぉ、そいつのせいで身動き取れなくなるくらいなら、一遍曲がってみるのもありなんじゃねぇの?」  この台詞は、桂に言った「お膳立てされた武士道貫いてどうする?」と同じ意味なんだと思います。銀さんがずっと決められた武士道に捕われてたのかも知れませんよね。松陽先生の教えから動けなかったとか。でも違うと気づいて新しい侍の在り方を見つけた。

もしかしたら銀さんは最も現代に適合してった侍像なのかもしれない。

 

・人間ってのは年齢云々じゃねぇ。

これも銀魂の中にずっとある価値観な気がします。どの話も年齢よりも言ってる事の正当性重視で、差別感が無い。

 

マダオのこの漫画で目が濁ってるのは俺と銀さんだけだもんという発言。タクシーに乗る人は目的地があるのに対し、マダオ、銀さんだけは行きたい目的地がない。銀さんが希望を持ってないのが何となく垣間見える気がする。