高杉は何故銀さんに刃を向けるのか
Q.高杉は銀時に先生を斬らせてしまった事で、刃を銀時に向けてるのでしょうか?
A.
諸説ありますが、
個人的には殺してあげたいし、
殺されたかった高杉の我儘
でもあったとんじゃないかと思います。なのでエピローグは、吹っ切れた高杉が坂田銀時の意志をずっと尊重して動いてるのかなと。
高杉も坂田銀時もお互いが似てる事を知っています。
ですが、高杉は自分が広げてしまった風呂敷を簡単に終わらせる訳にはいかない。それでいて生きてるのが本当は辛くてしょうがない。
処刑されようとした銀時と似てるから同じ状態なんです。
結局、高杉は自死するには安い魂過ぎて、
貴方(銀時)に殺されれば報われると思ってる。
だから似てるお前も同じ気持ちなんだろ?って。それに高杉達の敵は形ではなく時代。誰を恨んでいいのか本当は分からないんです。分からないから、
誰かを攻撃するにふさわしい相手が坂田銀時だった。
要約すると、
先生を殺させてしまった坂田銀時は死にたいほど辛いはずなのに、彼は自死は選べないからこそ自分が殺してあげたい。それに坂田銀時に殺させてしまった自分が憎くてしょうがない。だけど自分自身を憎むだけの強さのない高杉は坂田銀時に殺されたかったんです。
貴方に殺されるなら本望だ
貴方には殺させるだけの価値があると。
だから互いに刃を突き立てた。
また、エピローグで分かりますが、そうやってぶつかりながらも高杉が越えられない壁の坂田銀時でいて欲しかった。結局彼は殺すつもりより殺されるつもりでぶつかって行ったんだと思います。我儘なんです多分。笑
結局、将軍暗殺篇でお飯事だと思っていた万事屋は立派な未来であり、とっくに坂田銀時は大人になっていて、自分と似ているはずの銀時はもっと先を見てたで、洛陽篇から態度が変わるのはそのせいだと思います。
似てたけど、坂田銀時はずっと前に進んでたんですね。
そしてやっぱりそれは高杉が追いかけたい背中であり憧憬な姿で、だからこそ彼は坂田銀時の事を殺すのではなく、救いたかったし、仲間の元へ返してあげたかったのだと解釈してます。