万事屋の壁になりたい人

銀魂が好きすぎて空知先生の頭の中が見たいが故に考察もどきしてます。

銀魂における新八の役割

Q.銀魂における新八の役割ってなんだと思いますか

 

A

新八の役割は万事屋を「繋ぐ」事と「主役」で居ることな気がします。神楽ちゃんは愛する事、伝えることは得意だけど、愛されてるか不安なので繋ぐのは得意じゃないんですよね。メールの返信待ってみたり、死んだフリしたり独断で動いて自己完結しちゃう。

一方銀さんに関しては2人のことが見えてないので少しでも手を離すとどこかに行っちゃう。

その点新八は精神的にバランスがよく、守り守られてる関係性をちゃんと分かってる。坂田銀時を殴れる位にまともであり、大人でもあると思うんですよね。元々新八は心が侍なのではなく、力が無いからこそ自信が無いだけなので。

なので新八が居ないと万事屋そのものが成り立たない、彼が居ないと万事屋は護れなかったと思います。

またエピローグで「新八ならなんて言うかな」と考える坂田銀時を読むと、新八の存在は坂田銀時にとってストッパーでもあったんじゃないでしょうか。

新八が銀さんを侍として見ているから坂田銀時はずっと自分の憎しみや鬼を捨てて侍でいることが出来たんだと思います。

また銀魂において坂田銀時は成長しないが基本的スタンスなので、新八という王道的な成長していく姿を描くことによって少年誌へのバランスを上手くとっていたように感じます。彼が侍として成長し、万事屋を護るから銀魂でいられる。誰も殺さず傷つけない未来を、新八達の未来として手にした事で坂田銀時の代では叶わなかった無駄な争いを

新八が主人公として繋ぐ事ができる

王道物語にする事ができたと思います。

その証拠に彼は最後社長になった。これが全てな気がします。坂田銀時さえも救った真の主人公。