万事屋の壁になりたい人

銀魂が好きすぎて空知先生の頭の中が見たいが故に考察もどきしてます。

エピローグからみる銀魂の正体

あと1話だからこそ、先に描いておきたい

銀魂の物語の全貌はこうだったんじゃないか?』

という個人的説のお話です。

 

【前置き】

まず前提としてお話していきたいのが

銀魂は『憎しみを断ち切る』

事が全体の物語だったんじゃないのか?

という事です。

 

銀魂は本来、規定通りの漫画でいけば

坂田銀時があるべき姿って

高杉だと思うのですよね。

 

高杉は誰に怒りを向けていいかも分からない、

憎んでいいのか、殺していいのかすら分からなかった。

 

何故なら敵は時代が産み落とした全貌のないその物だったからです。

 

それが憎しみの塊になり、復讐心を産み

争いを産んできた。

これが物語の主軸になるはずです。

 

ですが坂田銀時はその憎しみを断ち切りました。

そして、桂の『過激派攘夷』という

憎しみの争いの種も初期に消し去ります。

 

そう、これは坂田銀時

『時代が作り出した憎しみを消していく』

鬼退治の物語なのではないでしょうか。

 

 

銀魂の全貌】

ここで注目して欲しいのは

攘夷戦争から続く

『正体のない(時代)敵』です。

 

実はこの正体のない敵が

銀魂の1話から、

そこら中で戦の種を撒いていました。

 

例えば、

 

新八が侍を否定しているこの時代(正体のない敵)に、

やり場のない憎しみを抱えたらどうなるでしょうか?

父親という存在をこのまま否定してたら?

姉上がそのまま攫われていたら?

あのまま天人を新八が恨んだら?

 

例えば

神楽が江戸という冷たい国を恨んだとしたら?

自分に流れる野兎の血を憎んだら?

自分を利用する時代に嘆いたとしたら?

 

これだけでも『憎しみはすぐそこにあった』

 

なにより桂という『過激派』が

このまま続いてたら、

確実にまた戦が起こります。

何故なら桂の行為で、

また傷ついた人達が何かを恨み、

そして真選組が、桂や、傷ついた人達の反乱憎み、

そうやって、両者時代に翻弄され

堂々巡りに争いは続いて行くからです。

 

そう、思い返せば万事屋が巻き込まれていく事件の大半は

『戦の種』だったとは思いませんか?

もっというとその種は

『人の弱さが故に生まれる時代の流れ』から生まれた物だとしたら?

 

坂田銀時率いる万事屋はずっとその『憎しみ』

と対峙してきたのではないかと思います。

時代という大きな流れに逆らいながら、

沢山の戦の種を消してきた。

 

今日まで人が生きてるからこそ産まれ、続いてきた

『憎しみ』の連鎖を彼等は1つ1つ断ち切って来たのがこの銀魂というお話の正体だったのではないかと思うのです。

 

そしてこの『憎しみの終着』は

そよ姫が喜喜を許し、

江戸に天人を改めて受け入れた事で終わると思います。

 

それは、今まで万事屋が沢山の輪を広げ

侍という種を巻いて来なきゃ迎えられなかった結末だった。

もしくはもっと早くに別の形で

戦争が起きていたかもしれません。

 

 

【まとめ】

過去の戦争を通して、坂田銀時は何を感じて来たのか。もう二度とくだらない争いを起こさないためには?

という銀魂は戦争をしない為の

疑問提示が主軸にあったのだと思います。

 

そしてそのアンサーが『憎しみを断ち切る強さ』『時代に流されない心』

という侍魂の必要性なのではないかな。と。

 

つまり銀魂は最初から時代が敵で、

その時代と1話から

一個一個向き合あい、『憎しみ』を摘み取っていたのが銀魂の全貌であり、

その終着が最終編だったので!というお話でした。

 

支離滅裂というか、書きなぐりました

ごめんなさい。

以上です!