万事屋の壁になりたい人

銀魂が好きすぎて空知先生の頭の中が見たいが故に考察もどきしてます。

銀魂 4巻後半 感想考察

こんばんは〜ゆっこです。ブログの書き方を模索してるので良ければアドバイスや希望など教えてください。だれでも感想かけますので😭🙏

カンマ事に読んでいただけると分かりやすいです。

 

 

第二十五訓

ハム子とハムおが出てくる回

 

・「世の中結局金なんだよ…まっとうに貧乏臭く生きるなんて馬鹿げてるぜ」と吐き捨てたハム夫の元に、ハム子が最期残るというオチ。本当にお金だけなのかという疑問を残してる感じが好きです。

 

・「人間食い物にする天人。それに甘んじて尻尾振って奴らの残飯にしがっつく人間共。ブタはテメーらだよ。薄着たねぇブタ護るのは俺は御免だぜ」

これ天人じゃなくて精神の弱い人間側に対しての台詞なんですよね。言い訳じゃなく事実を突きつけてる。空知先生がずっと言いたいことってこうゆう事なんじゃないかなって思います。

あとね、御免だって言ってる銀さんを見ると、新八と神楽は少なくとも薄着たないブタではなくて、子供ながら一心不乱に走ろうとしてる美しさがあったんじゃないかなって思いました。たまたま懐いたけど、銀さんは銀さんできっと中味を認めて受け入れたんだと思う。

 

 

第二十六、七訓

坂本初登場の回

 

・神楽が工場長とお呼び!!と言い出して、それに乗って工場長と呼んであげじゃう銀さん達が優しくてやっぱり好きだなあと思いました。

 

・攘夷組が「天人に迎合する売国奴など皆氏ねばよい」といって人殺しになろうとしてる辺り、銀さん達も昔似たようなもんだったなと思うと話の重さが垣間見得る感じがします。辛い…

 

・過去回想の坂本の台詞「押し寄せる時代の波には逆らえない」を見て驚愕しました。4巻から銀ノ魂篇と同じ事言ってる!!空知先生が時代が敵だとおっしゃってたけど、この巻数から根本的考えは変わってなかったんだなと。

そして「これからはもっと高い視点を持って生きねばダメじゃ。そう地球人も天人も星さえも見渡せる高い視点がのー。」と坂本も時代と闘ってるんですね。時代を読んで変わっていく中で呑まれずにいる方法を探してる。空知先生はこうゆう事が描きたいんじゃないかなって思います。

 

・銀さんの「自分が思った通り生きてっぞおおお」って台詞に妙にはっとしました。思ったより銀さんは自由に生きてるんじゃないか、夜中魘されてても何か償うように生きてたとしても、それでもこの歌舞伎町で自分が得ようとした人生を謳歌してたら読者側が胸を痛めるほど苦しんでないんじゃないかなって。

 

そして続いての台詞「俺はのんびり地球で釣り糸垂らすさ、地べた落っこちまった流れ星でも釣り上げてもっぺん空にリリースよ。」

 

これ個人的訳としては、

本来はキラキラしてた人が堕ちて自力で這い上がれなくなったり、自分でキラキラしてる事に気づかず、地べたに落ちちゃった人を手助けして、また輝かせて上げたい。教えてあげたい。ってそうゆう思いの事だと思うんです。

 

万事屋の仕事の中で銀さんはそうゆう事が出来てるし、新八と神楽をリリースしたと考えれば確かに満足なのかもしれないですよね。パトリオット回でも「案外この仕事気に入ってる」って言ってたの思い出しました。

 

何も守れないなら目の前の物くらい助けたい。それが銀さんのいう流れ星であり、万事屋の仕事なら最初から銀さんは銀さんの思った通りの生き方を出来てたのかもしれない。

改めて読み返すと坂田銀時とは?がますます分からなくなる回でした。

 

第二十九訓

下着泥棒の話

 

・神「下着ドロなんて女の敵アル。姉御私も人肌脱ぎますぜ」

お妙「よく言った杯を交わすぞ」

実はこの回のこの会話でこの2人仲良くなったんです〜!皆さん気づいてましたか?芸がホントに細い……

 

・この少年漫画という雑誌の中で男の妄想を全て払底し、尻に敷く女像があるのは銀魂だけな気がしますね笑今ほどではないですが男尊女卑を意識してるように思います。

個人的に男尊女卑をかなり意識してるようになった回って凸凹篇なんじゃないかなぁ〜って気がしてます。読み返さないと断定できないけど。

 

第三十、一訓

源外さん、高杉初登場の回。お祭りの話

 

・源外さんが苦しかったのは息子を奪った政府と機械にしか目がいかなかった過去の自分なんですね。戦争に心を捕らわれて息子が見えなくなってた。でも苦しいから全部政府のせいにして楽になろうとしてしまってた。源外さんも自分に負けてしまった1人として描かれてる。

 

・高杉が銀さんに「過去から目ぇそらしてのうのうと生きてるてめーに今のてめーに俺達の気持はわかるまいよ」と剣を向けるんですけど、その剣を掴んだ銀さんの力が強くて剣が動かないんですよね。ここで分かるのって銀さんはただ耐えてるだけって事で、銀さんも高杉も抱えてる怒りは同じだって事を揶揄してるシーンなのかなって思いました。

 

・源外さんに対して「長生きすればいんじゃねーの」と答えた銀さんって、きっと銀さんも源外さんと同じ悩みを抱えた上で長生きするべきなんじゃないか。って歌舞伎町に来て、人と関わるうちに見つけられた答えなんだと思います。この頃の銀さんは人より先に達観して、自分の見つけた答えを共有してくような物語な感じしますね。

敵が大きくなってく度そんな銀さんの心をぐらつかせて、結局弱い自分と戦ってく物語になってるのかもしれません。

 

 

 

4巻編以上です。今回も長文お付き合い頂きありがとうございました〜🎉😂