銀魂二、三訓 考察
昨日書いた三訓でお妙さんの話に触れます。
「二訓」
こちらの話もかなり風刺的皮肉が強い
「仕事だぁ?幕府は仕事なんてしてたのか?」
政治に文句言ってる人が連想できる皮肉感。
この台詞はそれよりも、坂田銀時が耐えてる事や、本当は何処かに怒りが隠れていて、それを当てつけるように言ってる台詞な気がする。
「幕府中枢に天人は根を貼ってる 」
この台詞も戦後不平等条約結ばされて、結局向こうの言う通りになってる日本そのものだなぁという政治的風刺と皮肉が効いてると思う。
鎖国後の日本を上手に物語で揶揄してる。
戦った事のない新八に対して踏ん張れ〜
って言う時点で新八は肯定されてるんですよ。
お前なら出来るだろ?くらいな感じで。
踏ん張れただけでも新八の自信になったんじゃないかな。
2話連想とも銀さんはお母さんの話題を出すんだけど、これは銀さんが親が居るというミスリードをする為なのか、それとも銀さん自身がコンプレックスがあるからこそ、敢えてそうゆう話題に触れて明るく生きてるかな気がするな〜ミスリードならエイリアンハンターに繋げるための伏線にも思うし…
そして、目の前の物が大事な事、国や幕府なんかに興味がない事も2話連続でアピールしてる。銀さんは最初から何も護れないと知ってるからこそ、目の前の自分の世界だけ救おうと懸命に生きてるのが伝わって来る。
まるで学級目標みたいな銀さんの生き方は
実は余りにも理想的な生き方なんじゃないかと、長谷川さんが心を動かされたのを見て思った。シンプルイズベスト。
「三訓」
ケツノアナが週末の運勢は最高。と占ってる。
これは神楽に出会えたこと、3人として結成できる事が銀さんにとって今後の人生を変えてくれるきっかけになるからなのでは?(ケツノアナは占い結果が正確)と思いました。
さて本題です→私は最初神楽ちゃんを置いてったシーンで銀さんは割と冷たいのか?と思って読んでたんですけど
「てめーで入った世界だ。てめーで落とし前つけな」
の台詞で解釈が違う事に気づきました。
1話の新八とお妙さんにも銀さんは同じ事を思って対応してるんです。
<自分で選んだ道は自分で対処する。つまり自分自身の甘さと戦え。>って事です。
新八とお妙さんも自分達で選んだ道だからこそ銀さんは敢えて最初から助けなかった。と考えると物凄く納得行くんです。ギリギリまで本人達の成長を見守ってから助ける。彼の中の侍はこうゆう所だと思う。
だから3話も神楽と首を突っ込んだ新八もギリギリまで戦わせて見守る。そして死にかけた所で助けました。多分だけどね笑
神楽の台詞で新八の事をお節介と言ってるし、
銀さんはお妙さんを助けたい新八を不器用と言ってて、新八の侍はきっと優しさの上で成り立ってるんじゃないかなって、銀さんもそこを見て新八を少しでも受け入れた気がしました。