万事屋の壁になりたい人

銀魂が好きすぎて空知先生の頭の中が見たいが故に考察もどきしてます。

銀魂1巻 後半考察

 

観覧ありがとうございます!ゆっこです!!

1巻感想これにて終了です😌

 

凄いぞ初期万事屋。。ただ住まわせてる銀さんと、とりあえず居着く事にした神楽と、目的あり機なだけの新八。。物凄く他人感がある、淡白な感じ。全然今じゃ想像出来ない…

ここから、あんな風にそばに居たくてしょうがない関係性が築かれていくと思うと感慨深い。

 

「四訓」

死にたがり銀さんで定評があるのに「これからはあんたの代わりに俺が守る」っ台詞から察すると、誰かの為に戦って死ぬのはいいけど、自分自身の為に死ぬのはNGなのかな?ノリノじゃないと死ぬ勇気は出ないからとりあえず生きる事を選択した坂田銀時?読み込めば読み込むほど、彼が臆病と自分を評するのは何となく分かるなぁ。

 

キャサリンが正体を表した瞬間ブスと言い出したのも印象的でした。今の銀魂だとあんまり無い毒気

 

「五〜六訓」

 

神楽が銀さんのチョコレート食べるシーン。これ今じゃ想像付きませんよね?紅桜でもイチゴ牛乳をお客さんに出していいかちょっと悩むくらいなのに。

これは銀さんと神楽の距離感の現れなんだと思う。現にこの話で爆弾を持った銀さんを外に殴って放り出すのも、大事にしてないのが顕著に出てる。

色々な話の中で銀さんを信用しだした時、沖田に銀ちゃんを傷つける奴はゆるさない的な台詞吐くんです。空知先生の構成力というか…凄い…


また皮肉が入るんですけど「犬遺族」って名前の付けられた天人、明らかに米の事ですよね笑 そして、「嫌なとこ来ちまったなおい」って銀さんの台詞は嫌悪感を出してるのかな。政府に悪態ついたり、銀さんの中で処理仕切れてない感情がある気がする。

で、また皮肉。神楽が犬星人に向かってワンチャンおいで〜チッチッチッってやってて、発情期の台詞も含めちょっと他国馬鹿にしてる感じが空知先生の毒気満載だなって。

 

多分ここで描いてるのは喧嘩は両成敗って事なんですよね。お互い馬鹿にしてるし、お互い悪い。そうゆう価値観の中で毒気を吐いてる。

 

話は変わりますが、銀さんの台詞で桂に対して
「このご時世に天人を追い払おうなんて大した夢想家だよ」と出てくる。銀さんが諦めて現実を見てるのがわかるし、新八に言った「このご時世仕事を選んでる場合じゃない」と被る物がある。

彼は時代に傾向しその中で自分の芯を通す事を決めた人だと思う。

 

衣装もその精神の表れじゃないかなぁ?和服にブーツとインナー、一方桂と新八は和服のまま。自分達がどの時代を生きてるのか服を見ればわかる。

真選組は洋服だし、坂本も和服と洋服だ。

 

 

また、桂の「汚い手を使ってでも手に入れたかった」の台詞も印象的。色々失って消えた銀さんに対して無神経じゃないのか?と。

今じゃ銀さんの大事な物を護るために銀さんの精神を桂は大事にしてる。

銀さんと桂の関係性もこの話の中で変化し成長していったんだとわかる。

 

あとこの話で神楽の人懐っこさもよく出てる、いきなりヅラ呼びとか、リーダーは任せろ。とか彼女は人懐っこいのが武器だから、この話から既に描かれてたんだなと読み返して思い出した。

 


桂と銀さんを見た時、桂の方が荒れてるし、銀さんを見て桂が穏健派になったのを考えると、この時大人だったのは銀さんだし、先に生き方の答えを出していたのも銀さんなんだと思う。

「死んでった仲間は喜ばねぇし時代も変わらねぇこれ以上薄汚れんな」表面上既に銀さんはこの事を理解してたんだなぁ。

そして

「お膳立てされた武士道よりも自分の武士道を貫く」この台詞、銀さんは真っ向から侍を否定したし、これは松陽先生が教えた侍を否定したのかもしれない。なんて思う。時代と共に変わろうとした坂田銀時とその時代の中で侍として生きようとしてる事が1巻では描かれてた。

本当に雲みたいな人なんだと思うし、それは剣の我流からも来てると思う。

 

 

以上1巻感想でした。お付き合いありがとうございます!